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設計事務所とのスムーズな関係を保つには?

いちばん大事なのは、見栄を張らない、欲張らない、ということです。 予算を言わずに沢山の希望を言うと、予算オーバーになりかねません。ご自分の希望と予算とをはっきり示して相談しましょう。「この程度なら予算内でおさまるだろう・・・」とあれこれ追加していきますと、工事費は天井知らずで上り始めます。予算の範囲内で何とかすると、どこかの材料の質や手間を省かなくてはならなくなってしまいます。予算と希望がはじめから明らかになっていれば、優先順位をつけながら、ベストな解決が見いだすことができます。ですから、いらない無駄なかけひきはしないで、お互いの信頼関係の中で進めていきましょう。
     
木組の家に魅力を感じています。伝統構法で家を建てたいのですが、とても高価な気がするし、いまどき伝統の木組みが出来る職人さんはいるのでしょうか?

木の家は高いという評判は根強く、最初からあきらめている方がほとんどですが、誰がそんな風評をつくっているのでしょう・・・。設備や間取りをシンプルにすれば、30坪で2000万円台からの予算で、漆喰塗り壁、木の床の木組の家は建ちます。 また、伝統構法の木組は、どんな職人さんでも出来るとはいえませんが、最近の家が伝統の木組みを要求しないために、職人さんの腕の奮いどころが無くなっているのも確かです。まだまだ木組の仕事のできる職人はいます。 松井事務所がつくる家の現場では、腕のいい大工職人さんが40代50代を中心に仕事をしています。なかには20代の棟梁もいます。大工ばかりでなく建具や左官も伝統的技術をもった職人とも協働しています。腕の良い職人さんたちなしに、木組の家は実現しないのです。
     
最近の家は金物を使うことが主流と聞いています。木組みの家の場合も、筋違を止めるにも、柱を止めるにも金物を使うのですか?

建築法規では、金物の他に木の栓を使ったり、貫という横材で筋違の替りをしたりすることも許可されています。金物よりも木と木の組み手のほうが、繰り返し揺らされた場合、粘り強く抵抗することが実験で分かっています。また再生が可能なのは、金物をできるだけ使わない木組みの家です。 一般に筋違を使うのは、簡便に強い壁ができるからですが、その分もろい事も確かです。
     
木の家には住みたいのですが、無垢の木は割れたり反ったりしませんか。木は乾燥が大切と聞いています。どれくらい乾燥した木を使えばよいのでしょう?

確かに無垢の木は、ひび割れたり反ったりします。一定ではありませんから、乾燥が大切です。しかし、強度には影響がないひび割れ程度です。 また無垢の木には湿度を調整する作用があり、常に人体に最適な環境をつくります。ひび割れや反りも梅雨時には変化します。 さらに無垢の木には、気持を癒す香りがあります。これは人工的に乾燥させたのでは逃げてしまう成分です。 割れない、反らない、香りもない、人工的な素材はたくさんありますが、あなたなら、どちらを選びますか。
     
木の家といっても外部には木を見せられないと聞いています。特に都市部に建てる場合は、やはり木の家らしくない外観になってしまうのでしょうか?

都市部では建築規制によって、木の使用が限られていると思われていますが、2000年の建築基準法の改正によって、一定の性能をクリアしていれば木の板張りも可能となりました。 例えば、外壁の性能を基準に満たすような防火構造にすることによって、都市部の準防火地域内でも木の外装ができます。費用は割高になりますが、木の風合がお好みの場合はオススメします。
     
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