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image photo 【次の世代につなぐもの】 すぐれた手の仕事。美しい町並み。
   
■職人さんがいるからできる

木組の家づくりは、考え 方や図面だけでできるも のではありません。木の クセを読み、適材適所に 木をどう使うかを判断し、 手で材を刻み、組んでい く、職人さんの目と手の 技があってはじめて実現 するものです。どんな機 械もそれに取って替わる ことができません。伝統 構法の家づくりが量産や 機械化に向かないのはそのためです。みなさんも木組の家づくりは職人さん抜きにはあり得ないということを、どうか覚えておいてください。
■家づくりは伝統の技を伝える場である

職人さんの手の技として連綿と伝えられてきた木組の家づくりの知恵。この知恵を次世代につなげていくには、棟梁から弟子へとこの技が受け継がれていく場が必要です。具体的にいえばそれはすなわち、家づくりの現場にほかなりません。木組の家づくりをすることで、先人たちが培ってきた知恵の結晶である家に住むことができるばかりか、日本のすぐれた職人文化を未来につなげていくことに貢献できるとは、なんともうれしいことではありませんか?

大工育成塾

国土交通省では、伝統構法を次世代につなげていくために志のある若者を工務店での研修と座学とで育てる「大工育成塾」をはじめました。当事務所の松井も講師をつとめています。
           
■景色になじむ家を

一軒一軒の家の集まりが町となり、町がみんなの生活の場となりますから、個性を突出させた外観よりは、周囲の景観になじんで景色の一部になるような外観が望ましいものです。家はあなたの物でありながら、まわりの人も目にすることを考えれば、公の物でもあるのですから。そして、長いことその家が存在することを想定し「今だからいい」というデザインは避けましょう。住む人にも周囲の人にも飽きが来ず、愛着をもってもらえるような家をつくりたいものです。
■町並みに学ぶ家づくり

日本全国に残る、美しい町並みを見ると、どこも地域の材料で、その土地の気候風土にねざした家の集合体が町並みとなっています。そこには自分の家と他の家とを際だたせて分ける個性の主張はないのですが、かといって画一的ではなく、全体としてしっとりとした調和がとれています。この調和を町並みと呼ぶのです。町並みをながめていると、つくづく、日本の環境に根ざしたスタンダードなデザインの大切さを感じずにはいられません。

           
・・・設計事務所というと、個性的なデザインをし、職人はその手足として働く、というイメージがありますが、当事務所は、あくまでも職人さんのサポーターであることに徹し、手の技や美しい家並・町並みを次世代に残していきたいと思います。
       
   
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